三沢の中原日登美さん

「義理の母から教わったことばかり」と畑を見渡しながら、少し寂しそうに呟きます。

中原日登美さん(58)は久留米から結婚を機に小郡に嫁いできて30余年、三沢で野菜農家を営んでいます。米農家が多い三沢で野菜専門として、夏場にはオクラ、キュウリ、赤シソ、ナス、カボチャ、トマトが採れるそうです。

「花が咲いて、大きく実り、収穫する―そのサイクルに立ち会う度に、心が喜びでいっぱいになります」と中原さん。

隣町とはいえ知らない土地に嫁いできた当所、知り合いがおらず孤独を感じていたそうです。そんな時に、6年前に没した義理の母親との農作業が心癒されるひと時で、土の耕し方、苗の植え方、水の与え方など、農業に関する全てを教わったそうです。

JAみいが開催する朝市に野菜を出荷し、「新鮮で美味しい」「スーパーで買う野菜とまるで違う」と嬉しい声をもらい、広く市民に出荷すべく宝満の市の会員に。

7月オープンの新施設でも中原さんの新鮮野菜を購入できます!素材を楽しむならサラダで、夏野菜のカレーもオススメだそうです!また、義理の母親から教わった高菜の古漬けもお目見えします。

中原さんには独身の息子さんがおられるそうです。「可愛いお嫁さんを連れてきたら、もちろん野菜づくりを教えたい」。これからも末永く、宝満の市で中原家に伝わる野菜をお求めください。

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